からだ
子宮内避妊具(子宮内避妊システム(IUS))について
子宮内システム(IUS:Intra Uterine System)は、黄体ホルモンを子宮の中で持続的に放出するT字型の小さな器具です。
主な効果
IUSから放出される黄体ホルモンは、子宮内膜の増殖を抑える働きがあることから、次のような効果が期待できます。
- 避妊(一度装着すると、5年程度避妊効果が期待できる)
- 月経困難症の症状の緩和(月経量の減少、月経痛の緩和など)
こんな人におすすめ
- 長期間にわたる避妊効果がほしい
- 月経困難症を改善していたい
- 低用量ピルが服用ができない
- 将来の妊娠を妨げたくない
- 出産経験がある
- 避妊と月経ケアの両方を叶えたい人
入手方法・使用期間
- 産婦人科で、装着します。装着後は、定期的に受診することが必要です。
- 使用できる期間は一般的に5年程度です。交換や除去のタイミングは、医師に相談してください。
費用
IUSの装着費用は、使用目的によって異なります。
- 治療目的の場合(月経困難症、月経過多など):保険適用あり(自己負担3割)約1万円前後
- 治療目的以外の場合(避妊):保険適用なし(全額自己負担4~8万円)
※装着後は、定期受診に別途診察料(2,000~3,000円程度)がかかります。
※治療目的以外の場合、医療機関によって費用に差があります。
装着方法・交換/除去の時期
- 装着後は、婦人科を定期的に受診することが必要です。
- 装着後、5年を超えないうちに交換・除去する必要があります。交換や除去のタイミングは、医師に相談してください。
副作用
IUS装着後に、次の症状が現れる場合があります。症状が長引くときやひどい場合は、婦人科を受診してください。
- 月経出血日数の延長
- 月経時以外の出血
- 月経周期の変化
- 腹痛
- 卵巣のう胞
- IUS除去後の出血
- IUSの脱出、穿孔(子宮の壁に入り込む)
- 骨盤内炎症性疾患(子宮や卵管など骨盤内に炎症が起こること)
- 異所性妊娠 など
受診の目安
- IUSを入れたい、種類の相談をしたい
- 月経以外の出血が長く続くとき
- 器具がずれた・とれたと感じるとき
- 妊娠の可能性があり不安なとき
【直ちに受診が必要な場合】
発熱、下腹部痛、おりもの異常、急な出血、痛み(疼痛)、性交痛、急な腹部膨満感、下腹部痛(圧痛)などの症状がある場合