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緊急避妊薬について

緊急避妊薬について

コンドームが破れた、外れた、避妊をしなかったなど、「妊娠したかもしれない」と思ったときに使う薬です。
妊娠の心配がある性交(避妊なしの性行為、膣外射精、性交中にコンドームが破れた・外れた場合、子宮内避妊具が外れた場合、低用量ピルを飲み忘れた場合など)から72時間以内に服用することで、高い避妊効果が期待できます。
現在日本で認可されている緊急避妊薬は、要指導医薬品「ノルレボ®」及び「レソエル72®」です。

主な作用・効果

  • 緊急避妊薬に含まれる黄体ホルモンの作用により、排卵を遅らせたり、受精を起こりにくくすることで、妊娠する可能性を低くします。
  • 妊娠の心配がある性交から72時間以内に服用することで、避妊効果を得ることが期待できます。
  • 緊急避妊薬服用後、月経予定日の前または2~7日以内に月経が起こります。

(※避妊の成功は、緊急避妊薬服用後、3週間以降に検査することで確かめることができます。)

【注意】緊急避妊薬服用後、月経が予定より7日以上遅れたり、通常より軽い場合
  • 妊娠検査薬を使ったり、産婦人科を受診することにより、妊娠の有無を必ず確認してください。
【注意】緊急避妊薬の服用後の性行為について
  • 緊急避妊薬の服用により、排卵が遅れる場合があります。緊急避妊薬を服用した数日後に、避妊なしで性交をすると、遅れた排卵日と重なり、妊娠する可能性があります。
  • 緊急避妊薬を服用した後に性行為をする場合は、必ずコンドームを使用するなどして、確実に避妊をしてください。
  • 心配な場合は、産婦人科医師に相談してください。

使用方法

妊娠の心配がある性交から72時間以内に1錠服用。服用する時間が早ければ早いほど、避妊の効果が高くなります。

入手方法

緊急避妊薬は、医師の診察(対面またはオンライン)を受けて処方箋にもとづき受け取る方法と、薬局で処方箋なしに購入する方法があります。

気を付けたいポイント

緊急避妊の診察を受けられる産婦人科の医療機関や、要指導医薬品である緊急避妊薬を販売できる薬局は、いずれも限られています。受診・来店前に、下記の一覧で対応先を確認してください。

  • 緊急避妊の対面診療が可能な産婦人科医療機関の一覧はこちら
  • 要指導医薬品の緊急避妊薬を販売できる薬局等の一覧はこちら

(上記リンクはいずれも公的機関による最新情報で、掲載内容は随時更新されます。)

医師による対面診察(処方箋あり)
  • 産婦人科など、緊急避妊の対面診察が可能な医療機関を受診し、医師の診察を受けたうえで処方箋を発行してもらい、薬を受け取る方法です。
  • 薬を受け取る方法は、医療機関内で受け取る場合(院内処方)と、処方箋を持って緊急避妊薬の対応が可能な薬局で調剤してもらう場合(院外処方)のどちらかになります。
  • 医療機関の診察時間によっては、夜間や休日の受診が難しい場合があります。事前に確認しておくことが必要です。
医師によるオンライン診察(処方箋あり)
  • スマートフォンやパソコンを用いて医師のオンライン診察を受け、診察後に処方箋を発行してもらい、緊急避妊薬の調剤が可能な薬局で受け取る方法。
  • 薬を受け取れる薬局が限られるため、対応状況(営業時間、受取方法など)について事前に薬局に確認しておくことが必要です。
  • 診察から受取までに時間がかかることがあるため、早めに手続きすることが必要です。
薬局で購入(※2026年2月2日より、要指導医薬品として医師の処方箋なしで購入可
  • 緊急避妊薬を取り扱う薬局で購入することができます。
  • 購入時には、所定の研修を受けた薬剤師の説明を受ける必要があります。
  • 購入後は、薬剤師の立ち合いのもと、その場で服用することが求められています。

※パートナーや親の同意は必要ありません。また、年齢制限もありません。

【注意事項】
  • 購入できるのは、緊急避妊薬を服用する女性のみです。
  • 購入条件を満たさない場合は、購入できない場合もあります。
  • 購入前に薬局等に電話し、在庫や販売可能な薬剤師の勤務状況等を確認することが推奨されています。

費用の目安

入手方法費用の目安備考
医師による診察約10,000~20,000円・保険適用外(自由診療)
・医療機関によって料金が異なります。受診前にご確認ください。
・オンライン診察では、診察料・薬代のほか、システム利用料や送料がかかる場合があります。
薬局で購入6,930~7,480円/1錠(目安)・メーカー小売り価格(2026年3月時点)
・店舗により価格が異なる場合があります。

主な副作用

吐き気、頭痛、めまい、腹痛、倦怠感、眠気、月経周期の変化、経血量の変化など(多くの症状は、数時間から1日で治まります。)

留意点

  • 妊娠の心配がある性交から72時間経過すると、効果が低下します。
  • 服用後2時間以内に吐いた場合は、追加で服用が必要です。
  • 服用後すぐに効果は分かりません。
  • 保険適用外のため、費用は全額自己負担となります。
  • その他、授乳中の場合、低用量ピルを飲み忘れたため緊急避妊薬を服用した場合等は、医師に相談してください。

受診の目安

  • コンドームが破れた、外れた、避妊に失敗したと感じたとき
  • 緊急避妊薬を使うべきか迷うとき
  • 薬を飲んだ後、月経が予定より1週間以上遅れているとき
  • 強い吐き気や頭痛などの副作用が続くとき
  • 下腹部の痛みや不正出血があった場合
  • その他の避妊方法について相談したいとき

(参考)

緊急避妊薬について(公益社団法人日本薬剤師会)(外部サイトへリンク)

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