コラム
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、子宮頸がんや尖圭コンジローマなど、HPV疾患を予防する効果があります。
HPV(ヒトパピローマウイルス) 感染症について
HPV (ヒトパピローマウイルス) は、性的接触の経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。( 女性だけでなく男性も感染します。)子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。
特に近年若い女性の子宮頸がん(子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがん) 罹患が増えています。なお、 HPV(ヒトパピローマウイルス) に感染しても、約90%の確率で、2年以内にウイルスは自然に排除されるとされています。しかし、ウイルスが自然に排除されず、数年から数十年にわたって持続的に感染した場合には、がんになることがあると報告されています。
HPVワクチン接種について
子宮頸がんの95%以上はHPVが原因であることがわかっています。HPVワクチンを接種することで、子宮頸がんの60%~90%を防ぐことができると言われています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、初めての性交渉前に接種することが望ましいといわれています。そのため、日本では現在、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、公費(無料)で定期接種が行われています。
HPVワクチン接種のリスク |
HPVワクチン接種後は、他のワクチンと同様にさまざまな症状(副反応)が出ることがあります。接種部位の痛みや腫れのほか、頭痛や発熱、吐き気、めまいなどの全身症状が起こる場合もあります。ワクチンが原因となったものかどうかわからないものも含めて、接種後に重篤な症状として報告があったのは、ワクチンを受けた1万人あたり約6人です。 ※気になる症状があれば、接種した医療機関やかかりつけ医に相談してください。 |
20 歳からは定期的に子宮頸がん検診も受けましょう |
HPVワクチンだけでは予防されない型のHPVウイルスによる子宮頸がんも一部存在します。20歳を越えたら2年に1度子宮頸がん検診を受けることができるので、ワクチン接種だけではなく、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。 |
※詳細は下記よりご確認ください。
・厚生労働省HP ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン(外部サイトへリンク)
男性の接種について
HPVは男性もかかる中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマの原因にもなっており、日本では令和2年12月に男性(9歳以上)へのワクチン接種(4価ワクチン「ガーダシル」のみ)が承認されています。男性もワクチン接種をすることにより、自分自身だけでなく大切なパートナーを病気から守ることができます。
ただし、定期接種対象者は女性のみであり、男性が接種する場合は全額自費となります。
(参考)