FAQ よくある質問

財布は、日常的に持ち歩き、時には直射日光にさらされたり、高温多湿の環境に置かれたりします。こうした状況下では、コンドームの材質が劣化しやすく、細かい傷がついたり、強度が落ちたりすることがあります。その結果、実際に使用する際に破れやすくなるため、望まない妊娠や性感染症のリスクが高まります。単体で、ハードケースに入れて持ち運ぶことをお勧めします。

低用量ピルは「医療用医薬品」に当たるため、購入するためには、産婦人科などの医療機関で診察を受けて処方箋をもらう必要があります。オンライン診察を行っている医療機関もあります。なお、月経困難症や子宮内膜症等の治療のための低用量ピル（LEP）は、保険が適用されます。一方、月経困難症の治療目的ではなく、避妊や月経移動を目的とする低用量ピル（OC）の場合は、保険が適用されないため自己負担となります。

用量ピルは、エストロゲン（卵胞ホルモン）とプロゲスチン（黄体ホルモン）が配合された錠剤の飲み薬です。低用量ピルを服用することにより、避妊、生理痛や生理不順、PMSの改善といった効果が期待できます。また、子宮内膜症や卵巣がんなどのリスクの軽減といった効果も見られます。低用量ピルは、定期的に服用することにより、その効果を得ることができます。低用量ピルには、避妊目的で服用するピル（Oral Contraceptive（OC））と、月経困難症や子宮内膜症の治療目的で服用するピル（Low dose Estrogen Progestin,（LEP））の２種類があります。低用量ピルはすべての人が服用できるわけではありません。服用を希望する場合は、産婦人科を受診して、健康上の問題がないか確認することが大切です。

緊急避妊薬には、排卵を抑制したり、着床を防ぐ効果があるといわれています。緊急避妊薬を服用後、３週間程度で月経があれば、避妊が成功したといえます。一方、月経予定日から10以上経過しても月経がない場合は、妊娠の可能性があるため、念のため市販の妊娠検査薬でチェックしてみてください。陽性反応が出た場合は、産婦人科に早めに受診してください。

緊急避妊薬は、妊娠の可能性がある性行為の直後に服用することで効果が得られるものです。服用後の性行為に対しては、避妊効果が認められていません。よって、服用後に避妊をせずに性行為を行った場合は、妊娠の可能性が高くなります。

妊がうまくいかなかったときや性被害に遭ったとき、性行為（セックス）から72時間（3日間）以内なら、緊急避妊薬（アフターピル）といって、緊急的に妊娠を防ぐ内服薬を婦人科で処方してもらうことができます。急避妊薬は服用する時間が早ければ早いほど、妊娠を阻止する効果が高くなります。希望する場合は、なるべく早く産婦人科を受診してください。オンラインで受信可能な産婦人科もあります。

緊急避妊に係る対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧

射精の前に出る分泌物（カウパー腺液）に微量の精子が含まれている場合があります。そのため、性行為の途中からコンドームを使用しても避妊効果は不完全です。必ず男性器を挿入する前から使用するようにしましょう。

月経時以外に性器から出血があることを不正出血といいます。不正出血は、特に心配のいらない女性ホルモンのバランスの乱れによるものから、治療が必要な疾患によるものがあります。月経が定期的にあり、たまに月経終了後から２週間程度後に、少量の出血が数日間（４日以内）ある場合は、排卵時期に起こる「排卵期出血」の可能性があります。排卵期出血の場合、月経期よりは程度が軽いものの、下腹部や腰の痛み、だるさなどを感じる場合もあります。月経期間ではないときに、出血が頻繁にある場合、４日以上続く場合は、何らかの病気の可能性があるので、一度、婦人科を受診してみてください。

「昼でも夜用のナプキンを使う日が３日以上ある」「１時間以内にナプキンを交換することがある」「レバー状の大きな血のかたまりが出る」「月経が１週間以上続く」「めまいや立ち眩み、動機・息切れの症状がある」という場合は、「過多月経」「過長月経」の可能性があります。原因は、ホルモンバランスの崩れによるものから、子宮の疾患によるものとさまざまです。主な子宮の疾患としては、子宮筋腫・子宮腺筋腫・子宮内膜ポリープ、子宮頸がん・子宮体がんといったものが考えられます。その他、卵巣機能の異常、血液凝固生涯障害の可能性もあります。症状続くようであれば、婦人科を受診してみてください。また、慢性的な貧血になり、さまざまなトラブルにつながる可能性もあるため、早めに婦人科を受診することをお勧めします。

ちろんです。産婦人科では、妊娠に関すること以外に、月経の異常（量、痛み、長さ、頻度等）、月経前のつらさ（頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感、気分の落ち込み等）、おりものについて（色、におい、量）、性器のかゆみ・いたみ、月経期以外の下腹部の痛み・腫れ、子宮・卵巣等の病気、排尿・排便時の痛み、顔のほてり・不眠等々、思春期から老年期まで、女性特有の悩みについて幅広く相談できるところです。気になる症状や悩みがあれば、何歳からでも相談できます。女性性器を医師が診察する内診に抵抗がある場合は、気軽に医師に相談してみてください。