思春期・青年期は、子供から大人への移行期で、心身共に大きな変化が起こります。多感で感情が不安定になりやすく、関連して身体も不安定になりやすい時期です。そうした状態が正常な成長の中で見られる一時的なものであることも多いのですが、背後にこころの病気が隠れていることもあります。ここでは主なこころの病気について、紹介します。
ひきこもり |
ひきこもりとは、「様々な要因の結果として、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて 自宅にひきこもっている状態(他者と交わらない形での外出をしている場合も含む。)」をいいます。ひきこもっている人の多くは、自分を責め、焦りと自己否定感を持っています。学校や職場で何らかのトラブルがあったなど、ひきこもるきっかけがはっきりしていることもあれば、家族にも、時には本人にさえも、きっかけや原因が分からないということもよくあります。 |
自傷行為 |
自分のむなしさや不安など、もやもやした気持ちをすっきりさせるために、手首を切るなど、自分の身体を傷つけることをいいます。エスカレートすると、浅い傷では物足りなくなり、腕や脚を切ることもあります。深く切ってしまうと命に関わることもあり、危険です。 |
摂食障害 |
食事の量を極端に制限したり、逆に大量に食べたりする食行動の異常です。極端に食事を制限することを「拒食症」、大量に食べたりすることを「過食症」と言い、両方を繰り返す人もいます。体重がどんどん減っていき、痩せていることを指摘されても、認めない場合もあります。 |
統合失調症 |
「自分の悪口が聞こえてくる」「自分のうわさをされている」など、実際には起こっていないことが自分の身に実際にふりかかっているように感じます。「幻聴」や「妄想」などと言われている症状です。通院することや薬を飲むこと症状の多くは治まります。 |
うつ病 |
うつ病は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気だと考えられています。これらの神経伝達物質は精神を安定させたり、やる気を起こさせたりするものなので、減少すると無気⼒で憂うつな状態に なってしまいます。うつ病の症状は、始めのうち、こころの不調ではなく体の不調や⾏動の問題として現れることがほとんどです。特に 思春期にはそうした傾向がより強いといわれます。⾷欲や睡眠に現れるだけでなく、体がだるい、⽣気がない、頭痛・ めまい・吐き気といった体の症状、ひきこもりやリストカット、暴⼒や攻撃的な⾏動などとして表現されることもあります。 |
(参考サイト)